夏休み真っ只中、旅の途中に、あるいは旅の目的地として「道の駅」を訪ねた人も多いはず。地域振興の目玉としても注目される「道の駅」は、今や全国1200ヶ所以上。地元の特産品販売や観光案内だけでなく、近年では防災拠点としての役割も期待されるなど、その存在感は増すばかり。しかし、盛況なイメージの裏で、およそ3割が赤字経営とも言われている。廃業に追い込まれる施設もあるなど、「格差」が広がりつつある。成功すれば"地方創生の切り札"に、失敗すれば"負の遺産"となる諸刃の剣ともいえる。自治体、事業者、住民、観光客...道の駅は誰のためのものなのか?"日本一"から赤字が続く施設まで、密着取材からその存在意義と可能性を探る。