終わりの見えない「物価高騰」。歴史的な賃上げが広がっているものの、物価を反映した「実質賃金」は過去最長26カ月連続マイナスとなっていた。さらに、秋以降も値上げラッシュが見込まれていて、生活は苦しくなるばかり。そうした中、話題の激安スーパー「トライアル」が、24時間営業の"コンビニ型店舗"の出店を進め、お得な総菜の開発を急いでいる。一方、"和のこだわり商品"が人気の高級店「久世福商店」は、物価高の波に押され一度は値上げを行うも、「客離れ」により方針転換。一斉値下げに踏み切った。そして今、新たに"都市型小型店"をオープンさせ、客層の拡大を図っている。"新たな需要"を模索しながら、生き残りをかけて奮闘する舞台裏に密着する。