「西武園ゆうえんち」を始めレジャー施設の再生や開発を手がけてきた「刀」。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンをV字回復させたことで知られる森岡毅さんが率いる会社だ。武器は、数学を駆使した独自のマーケティング術。リスクを徹底予測し、採算が確実にとれるギリギリの投資ラインを見極め、成功の"勝ち筋"を作っていくという。そんな「刀」がいま、低成長が続くニッポンを元気にしようと、各地でテーマパークの再生・開発を進めている。長崎では「ハウステンボス」の大リニューアルの指揮をとり、沖縄では"やんばる"の自然を生かした「巨大テーマパーク」を新たに開発。そして東京では、閉館したショッピングモールを改装し、世界初の「体験型テーマパーク」を生み出そうとしていた。共通するのは、"眠れる資産"を生かした事業であること。日本全国に存在する、活用しきれていない施設やスペースを有効利用して持続可能なビジネスを創り、地域、ひいてはニッポン全体を元気にしていこうというもの。独自の手法を武器に成功へと導いていくことはできるのか?「刀」の壮大な挑戦と野望にガイアのカメラが迫った。