走行距離に合わせ、出力を高めに設定したスーパーアスラーダでみるみる順位を上げていくハヤト。青木ケ原に到着する頃には、トップ争い圏内に入っていた。同じくトップを争っていた加賀は、今日子からの不当な指示に反発して、富士岡を目前に自らリタイヤする。そして新条、ランドル、ハヤトの3人で争うこととなった世界チャンピオン。いよいよ勝負は富士岡サーキットに持ち越され、デットヒートを展開する。ハヤトは6Gもの負担がかかる難所「トルネードバンク」を、修のアドバイスを思い出し、視界が一時的に失われる「ブラックアウト現象」に見舞われながらもアクセルを緩めることなく立ち向かってゆく。 3人のバトルは世界中のファンを釘付けにしていた。大勢の人たちに見守られ、今、決戦は終わりを告げる。ハヤトがトルネードバンクで新条を抜き去ったのだ。瞬間、ハヤトの意識は飛んでしまう。同時に振られるチェッカーフラッグ。ハヤトはトップでゴールインし、世界チャンピオンの栄光を手にしたのだ。サイバーフォーミュラ史上最年少チャンプの誕生である。
Name | Type | Role | |
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Hiroyuki Hoshiyama | Writer | ||
Mitsuo Fukuda | Director |