南原孝史(内野聖陽)が渡米してから2年が経過した。その間、蒼井仁子(竹内結子)は新たな恋愛をせずにいた。そして、仁子は干拓事業の反対運動をしている勝田隼人(オダギリジョー)と出会う。勝田に連れて行かれた干潟は、かつて仁子が南原と訪ねた場所だった。 仁子は、真岡早智子(井上訓子)の結婚式のパーティーで白石健一(黄川田将也)と再会。仁子は、健一が小学教諭に正式採用され、今の小学校を離れる事を知る。健一に、「南原の帰りを待っているのでは?」と、問いかけられた仁子は否定する。南原との音信は半年ほど絶えていたのだ。そんな仁子を、神宮寺潤(小林聡美)は心配していた。また、研究室の吉田佳(もたいまさこ)も仁子の恋を心配している。 そんなある日の、研究所からの帰り道。仁子は、街の雑踏の中に南原らしい人物を見つけて追いかけるが見失ってしまう。