周囲の人間から「伯爵」と呼ばれる名家の当主・西村礼次郎(江守徹)の屋敷で、100億円はくだらないという高価なダイヤ・シルバーキャットが窃盗犯に狙われる。現場に居合わせた礼次郎の執事・岸谷が殺害され、鎌倉(山下真司)をはじめとする焼畑署の面々は、強盗殺人事件として捜査を開始。しかし、現場検証や聞き込みからは何も手掛かりが得られず、捜査は早くも行き詰る。そんな中、美和子(深田恭子)が「ちょっとよろしいでしょうか」と手を上げ、犯人を欺く奇想天外なアイデアを語り始める。いっぽう、京都では生け花の大家・花里流の家元・花里善太夫(清水紘治)が、後継者を決めるため、10日後にテストを行うと3人の娘たちに告げていた。