桜舞う四月。主人公・支倉孝平は、転校生活に終止符を打つべく、全寮制の修智館学院に転入する。落ち着いた毎日を過ごせると思っていた孝平だが、学院で出会う面々は、生徒会副会長の千堂瑛里華をはじめ、個性的すぎる人ばかりで･･･!？賑やかな学園生活が幕を開ける―――！
修智館学院恒例の始業式。生徒会長・千堂伊織のパフォーマンスと、大歓声をあげる生徒たちの姿に驚く孝平。ところが、続く生徒会副会長・瑛里華の挨拶で昨夜の事件を全校生徒の前でばらされ、孝平はその後のホームルームでクラスメイト達の注目の的になってしまった。そんなある日、孝平は白に頼まれて、逃げ出してしまったウサギの雪丸を探すことになるが･･･。
陽菜、かなでに加え、瑛里華と白も参加してますます賑やかになった孝平の部屋でのお茶会。休日に街へ出かけたお茶会メンバーたちは、買い物を楽しんだ後を海浜公園で過ごすが、瑛里華は不意に「兄さんには気をつけて」と孝平に意味深な忠告をする。休み明けに伊織から監督生室へ来るように呼び出しを受けた孝平は･･･。
昨日の出来事はなんだったのか!? 普段と変わらない朝をむかえた孝平は、登校途中で瑛里華からあたたかい微笑みを受けてホッとする。そんな矢先、生徒会長の伊織からいきなり体育祭の実行委員長を任命されることになるが･･･。
いよいよ体育祭当日。実行委員長として全校生徒の前で選手宣誓をすることになった孝平は、緊張で頭が真っ白になってしまった・・・が、伊織から"ミスター女風呂"の野次が飛び、やけくそになって乗り越える。そして体育祭が始まった！
放課後。孝平は、校舎内で美化委員のポスターを貼っている陽菜の姿を見かける。 生徒会も絡んでいる企画であることを聞いた孝平は、陽菜に手伝いを申し出て一緒に作業をすることに。 そんな二人の光景を遠くから見ていたかなでは、陽菜の楽しそうな様子に喜びながらも、あることが気になって・・・・・・
６月の日曜日。生徒会長・伊織が思いついた『プール開きを盛り上げよう』という企画の実行のために、孝平と財務の征一郎は監督生室で仕事に追われていた。 そんな中、孝平は今日が瑛里華の誕生日であることを知って・・・・・・
自分の部屋で目覚めた瑛里華は、昨夜の出来事と、血を求めていた自分自身を思い出して愕然とする。 一方、校内に広まる吸血鬼の噂の真偽を確かめるため、孝平をはじめとする生徒会メンバーは夜の見回りを始めることにするが・・・・・・!?
陽菜が記憶を失うきかっけとなった６年前の事件。 その真相が明らかになり安堵した孝平だが、依然として瑛里華の表情は冴えない。 そんなとき、伊織の指名により、孝平は瑛里華と二人で文化祭の実行委員を任されることになる。
修智館学院の行事の中でも最も大きなイベントである文化祭。 その実行委員を任された孝平と瑛里華は準備に大忙し。 そんな中、夏休みも返上して仕事に励む生徒会メンバーを見かねて、伊織が一日完全休業を提案する。
後夜祭の企画を担当することになった孝平だが、文化祭を締めくくる一大イベントとあって、なかなか良いアイデアが浮かばない。 一方、吸血鬼としての血の渇きに苦しむ瑛里華の前に、桐葉が現れて･･････。
校内では生徒達が文化祭の準備に精を出し、着々と準備が進んでいた。 だが、そこに瑛里華の姿はない。 楽しそうに生徒達にアドバイスをしていた瑛里華。誰よりも文化祭を楽しみにしていた瑛里華。 その姿を思い返し、孝平は思い悩む。･･･本当にこのままでいいのか？そして、孝平の出した答えは――！！
2011年2月26日発売の角川コミックスエース発行コミック版第6巻DVD限定版に収録のオリジナルエピソード。文化祭終了後に、メンバー全員が旅行に行く。
