雑誌「FIRST CLASS」を辞めて、ファッションブランドという新たな世界へ足を踏み入れた吉成ちなみ(沢尻エリカ)。そのファッションブランドは、経営危機にある「TATSUKO YANO」。社長・矢野竜子(夏木マリ)は、その状況を打破すべく、クリエーティブディレクターの廣木リカ(木村佳乃)を雇う。リカは着任早々に今年の秋冬コレクションを1週間後に発表すると宣言。デザイナーの多武峰凪子(ともさかりえ)と川島ナミ絵(シシド・カフカ)、アシスタントデザイナーの須賀さくら(倉科カナ)、冴木大五郎(中村倫也)を集め、早急に新規デザインを提出するよう指示。チーフデザイナーも決定するという社内コンペに、ちなみは突如加わることとなる…。そんなビッグイベントを前に、プレスチームの荒巻千冬(小島聖)とアシスタントの向井山華(鈴木ちなみ)は、ちなみのことを気にしつつ発表方法と段どりを考え始める。 また、竜子とリカ、竜子の息子で専務の矢野隆太郎(淵上泰史)は、数々のブランドを吸収合併しているNGSホールディングスのパーティーに出席。1年前に竜子のもとから去ってNGSホールディングスのCEOとなった瀧川蘭子(余貴美子)は、笑顔で竜子に接しながら片腕である間宮充(青柳翔)に「TATSUKO YANO」の資産状況を調べるよう命じる。同じころ、誰もいないオフィスには大五郎の姿が…。ある人物の指示で、“ミッション”を遂行…。泥沼の闘いの幕開けとなる…。
セレブに自分のデザインした洋服を着せて話題を呼んだ吉成ちなみ(沢尻エリカ)。その効果は絶大で「TATSUKO YANO」に、注文が殺到。廣木リカ(木村佳乃)は2週間後に販売を開始すると発表するなど販売計画は順調に動き出したかに見えた。しかし、製造を依頼していた工場から突然断りの連絡が入り、デザイナーチームを含めちなみも対処に追われる。ちなみは、渉外を担当する専務の矢野隆太郎(淵上泰史)と工場へ向かい、なんとかしようと直談判するも解決の糸口を見つけることができない…。 さらに「TATSUKO YANO」が、瀧川蘭子(余貴美子)がトップに君臨するNGSホールディングスに買収されるというニュースも飛び込み、プレスチームも対処に追われる。そんなトラブルが続く中、ちなみは何とか当初の計画を立て直そうとある行動にでる…。
吉成ちなみ(沢尻エリカ)がデザインした服がようやく完成した矢先“TATSUKO YANO”に一通の告訴状が届く。それは、ファストファッションブランドがすでに店頭販売している服が、ちなみの新作とそっくりという内容…。社内にスパイがいると確信した廣木リカ(木村佳乃)は犯人を見つけ出し、それを話題に記者会見を開いて広告代わりにしようと画策する。多武峰凪子(ともさかりえ)が犯人であるとにらんだ冴木大五郎(中村倫也)は、国木田久志(岡本圭人)と手を組んで証拠をそろえ出す。しかし弱みを握られた凪子が黙っているわけもなく…。そんななか、久志はリカに犯人を密告することに。 一方、社内スキャンダルを広告代わりにしようとするリカの方針がふに落ちないちなみは、ある行動にでる…。
「TATSUKO YANO」が買収され、責任をとる形でNGSホールディングスの受付嬢となった吉成ちなみ(沢尻エリカ)。ちなみのことをあざ笑いながらも、この先もリストラが続くと感じた「TATSUKO YANO」のスタッフたちは、オフィスへやって来たCEOである瀧川蘭子(余貴美子)に必死でこびを売る。そんな女たちの姿に、佐丹野結衣(山谷花純)だけは怪しいほほ笑みを浮かべ…。 そんな中、ちなみは受付嬢の先輩から「TATSUKO YANO」への届け物を頼まれる。渡された荷物は、ちなみがデザインして返品された洋服の山だった。制服姿で現れたちなみに、ここぞとばかりに嫌味をぶつける川島ナミ絵(シシド・カフカ)や多武峰凪子(ともさかりえ)たち。一方で、それぞれが「TATSUKO YANO」で生き残るための策略を練り始める…。
大久保円香(知念里奈)から伝言を受けてNGSホールディングスの倉庫にやってきた吉成ちなみ(沢尻エリカ)の前に、佐野議員秘書の西村(近江谷太朗)が現れる。倉庫から逃げ道を失い、ちなみはその身が危険にさらされ…。 一方、「TATSUKO YANO」のオフィスは穏やかではない。廣木リカ(木村佳乃)からスタッフの人事異動が発表になり、これまでとはまったく畑違いのNGSホールディングスの各部署へスタッフは異動させられる衝撃の人事が!!新しい部署で、年下の社員たちから下働きをさせられる屈辱的な仕打ちに、怒りを抑えながら働く「TATSUKO YANO」の元スタッフたち…。そのNGSホールディングスの商品開発部では、トップモデルのERENA(石田ニコル)が自分のプロデュースブランドを展開していて…。 そんな人事異動をよそに、またしても新しいプロジェクトを携えて、瀧川蘭子(余貴美子)と間宮充(青柳翔)の元にやってくるリカ。そして蘭子の背後には、なんとちなみの姿が…!?
吉成ちなみ(沢尻エリカ)の働きかけで全員が協力して作り上げたラインが海外で買い付けられた。「TATSUKO YANO JAPAN」として、新たな道が開けそうになった矢先、ERENA(石田ニコル)ブランドのゴーストデザイナーを告発する週刊誌の原稿が廣木リカ(木村佳乃)に届く…。妹のレミ絵(菜々緒)の仕業と察した川島ナミ絵(シシド・カフカ)は…。そんな中、瀧川蘭子(余貴美子)と間宮充(青柳翔)によって「TATSUKO YANO JAPAN」へ、女子校の制服デザインの仕事が舞い込んでくる。その学校とは、リカが隠し通している娘でモデルのYURINAこと山内友梨菜(中川可菜)が通っている高校でもある。また、制服デザインで選ばれたデザイナーを、実質上のトップとなるクリエイティブディレクターにするというリカの言葉に色めき立つ多武峰凪子(ともさかりえ)とナミ絵。デザインの打ち合わせのために、早速学校へと向かうちなみ、凪子、荒巻千冬(小島聖)は…。
全員が協力して仕上げた女子校の制服が無事採用され、吉成ちなみ(沢尻エリカ)は多武峰凪子(ともさかりえ)の指名により「TATSUKO YANO JAPAN」のクリエイティブディレクターに就任。目的を達成したことで団結力が生まれたように思えたが、ちなみたちに新たな試練が…! そんな中、株主総会が開かれたNGSホールディングス。CEOの瀧川蘭子(余貴美子)が檀上に立つと、株主席にいた矢野竜子(夏木マリ)が突然手を挙げ、驚きの発言を始める。動揺する蘭子を尻目に、素早く説明に立った間宮充(青柳翔)。しかし、そこで間宮がとった行動は…。NGSホールディングスと「TATSUKO YANO」は、新たな局面を迎えて大きく動き出す…。
Tシャツの販売対決は、吉成ちなみ(沢尻エリカ)、須賀さくら(倉科カナ)、国木田久志(岡本圭人)の「TATSUKO YANO JAPAN」が勝利。間宮充(青柳翔)の裏工作を見抜いた廣木リカ(木村佳乃)だが、それを口外しない代わりにちなみのブランドトップ就任と、自分を除くスタッフの残留という条件をだす。そしてリカは姿を消してしまい…。 そんな折り、セレクトショップに来たちなみたちは、若いカップルに遭遇。「TATSUKO YANO JAPAN」が好きだという女性から欲しいアイテムを聞き出したちなみは、なんとウエディングドレス制作を決める。このカップルには結婚を急いでいる事情があることがわかり、スタッフはウエディングドレス制作に一層力を注ぎ、早速ドレスを試着したりリサーチを開始する。そんなちなみたちを横目に、影で動き出す矢野隆太郎(淵上泰史)。 さらに、リエコ(LiLiCo)が社長を務めるファスベンダー&マッカートニー・ジャパンにも新たな動きが…。
「TATSUKO YANO ORIGINAL」の設立により、スタッフはすべて引き抜かれ、ひとりになってしまった吉成ちなみ(沢尻エリカ)。また、多額の負債を抱えていたNGSホールディングスは間宮充(青柳翔)の手によってファスベンダー&マッカートニー・ジャパンに売却され、充も職を失っていた…。そんな充だが、売却時に唯一手放さなかった「TATSUKO YANO JAPAN」の登記簿を、おちこんでいるちなみに差し出す。しかしちなみは、受け取らず去っていく…。その一部始終を見ていた川島レミ絵(菜々緒)は、ちなみに近づき…。 一方、矢野竜子(夏木マリ)の下で再び働くことになった多武峰凪子(ともさかりえ)たちデザイナーチームだが、デザインはさせてもらえず竜子の書いたデザインを清書するだけになっていた。そんな竜子もまたリエコ(LiLiCo)にデザインを全否定されて…。
「TATSUKO YANO JAPAN」でたったひとり受注生産を始めた吉成ちなみ(沢尻エリカ)だったが、「TATSUKO YANO ORIGINAL」からの妨害工作により、業者から生地が届かず作業が止まってしまう。手を下したのは…。 洋服を作ることもできず、顧客の信頼も失い、激しく落ち込むちなみに間宮充(青柳翔)は、冴木大五郎(中村倫也)から届いた一通の手紙を差し出した。その手紙に書かれていた場所を訪ねたちなみ。そこには、子供たちと遊びながら写真を撮っている西原樹(中丸雄一)の姿が!! 一方「TATSUKO YANO」オフィスでは、リエコ(LiLiCo)の要望だけを押し付けてくるファスベンダー&マッカートニー・ジャパンの方針に多武峰凪子(ともさかりえ)らのスタッフは不満をかかえ、瀧川蘭子(余貴美子)は突如ある行動にでる。個々の衝撃的な発言や行動により、もはや予測不能…。ちなみは?リカ(木村佳乃)は?“悪女軍団”はどうなる!? 最終回『ファーストクラス』の結末はいかに…!?