柳葉敏郎は8歳の時に父を亡くした。秋田県内で映画館の絵看板を描く仕事をしていたという。元々、絵が得意で若い頃、県の美術展で何度も入選していた。しかし敏郎は、その絵を見たことがなかった。それが今回、入選作も含め、数枚の絵が見つかる。さらに父は、母と結婚する前に別の女性と結婚していたことが分かった。そして、会ったことがない、姉がいることも知る。衝撃の事実に驚く敏郎。涙を流し、姉弟が増えたことを喜んだ。