堤美佳、二十九歳。職業、翻訳家兼小説家。自分が食べていけるくらいの貯えはあるし、ずっとひとりで生きていくのかと思ってた――。そんなとき、降って湧いたお見合い話の相手は、長身ですごくモテそうなSPの三ヶ嶋紫峰。到底不釣合いな相手だとあきらめていた美佳だったけれど、紫峰は甘い言葉をささやいて結婚を申し込んできて……。
長谷川碧は東條グループで働く父が持ってきた東條家の御曹司である東條怜とのお見合いに双子の妹・茜の身代わりとして駆り出される。渋々お見合い場所のホテルへ赴いた碧だったがそこに待っていたのは、超絶イケメンながらも、一目でクセ者とわかる身勝手&ヘンタイ男!? 思わず喧嘩を売ったらなぜか気に入られてしまったみたいで…!? 嘘から始まる運命のラブストーリー!
昔からの約束で、大企業を経営する佐伯家に一族の誰かが嫁がなくてはいけないことを知った、上条まなみ。とはいえ、自分は候補の最下位…と思っていたがその許婚の相手が会社の上司である仁科彰人だった! 彼は自分の実力を試すために「仁科」と身分を偽り、会社で働いている。まなみは自分が彰人の許婚候補だということを言えずにいるが、ことあるごとに彰人がまなみにアプローチしてきて…⁉