自由を求めて八神家から逃亡を続ける八神製薬の社長令嬢・八神結以と誘拐犯・林田大介は、裏社会に精通するガン(志田未来)の手を借り、警察の目をかいくぐって宇都宮を脱出。東京に戻った2人は、新たな潜伏先として、大介の元カノ・莉里のマンションに転がり込む。結以のことも誘拐事件のことも知らない莉里に、結以は「父から虐待を受けている」とウソをつき、逃げるために大介と駆け落ちしたと説明。すると大介の期待通り、心優しい莉里は結以の言葉を素直に信じ、「結以ちゃん、大変だったね。狭いけど、うちでよかったら」と快諾。 一方、父・八神慶志は、警察に断りもなく、手に入れた大介の名前や背格好の情報を捜索サイトで公開。それにより、懸賞金目当ての捜索争いはますます過熱してしまう。慶志の勝手な暴走に、刑事部長の蛯原はイラ立ちを隠せないが、大介を以前から知る少年課刑事・小宮山だけは、この事件の本質に気づき始めていた… そんな中、八神製薬の周りを嗅ぎ回る記者・白木から“さとり”のウワサを聞いた万代は、慶志の秘書・藤に真偽を確かめる。八神製薬の創業者・八神恭一が持っていたといわれる特殊能力“さとり”・・・。藤もウワサでしか聞いたことがないと言いながらも、「社長の前ではタブーのようです」と万代に忠告する。その能力が、“八神製薬の闇”と関わっているのだろうか…? 莉里のもとに身を寄せる結以は、莉里とすぐに意気投合。「自由になったらやってみたかったことがたくさんある」という結以のために、莉里は仮装を用意し、3人でハロウィンに乗じて街に繰り出す。警察にバレないようガンに見張ってもらいながら、結以は生まれて初めて回転寿司やゲームセンター、ファミレスに入り、これまでできなかったやりたいことを満喫、まるで青春を取り戻したかのよう。 心許した結以は、莉里のプライベートに踏み込んでしまう。莉里は現在職場で知り合った畑中(内博貴)と交際しているが、この交際には誰にも言えない秘密があった。その秘密を知った結以は莉里にアドバイスを試みるが、「そういうの、結以ちゃんにはわかんないよね」と返されてしまう。 その夜、莉里のことを心配する大介はガンに相談し、逃走中の誘拐犯と人質とは思えない、大胆不敵な行動に動き出す!しかしその頃、SNSでは結以と大介の精度の高い目撃情報が出回って、警察や万代が2人の元へ迫っていた・・・!!つい