近所のゴミ捨て場から変死体が発見され、刑事・橋本(田中要次)が捜査に訪れる。総長選挙が混迷を深め学内に怪文書が飛び交うなど不穏な空気が漂う中、文学部陣営の新たな候補者として仏上(イッセー尾形)が浮上。そして隣家の栞(山田杏奈)の父母が失踪。得体の知れない不安感にさいなまれる広川は麗と再び関係を持ってしまう。菜々美は、自分を助けてくれた弁護士・律子(真琴つばさ)のセミナーに参加するが……。
総長選で法学部と文学部の対立が激化する中、広川は驚きの行動に出た。なんと自ら総長選に名乗りを上げたのだ。仏上を支持する麗とも広川は対立し、分裂する文学部陣営。ついに開催された公開討論会では3者それぞれの主張がぶつかり合う。そして、選挙戦も終盤、広川と麗を衝撃的なスキャンダルが襲った。菜々美は、律子の導きで煌臨会という団体で働き始めるが、施設内で働く人々への違和感を拭い切れないでいた。
ついに総長戦は決着を見た。姿を見せなくなった麗を心配する広川は、彼女のマンションに向かうが、麗のただならぬ姿を見てしまう。橋本はいこいタウンの一連の事件と煌臨会の関連に気付き、娘が関係していることを打ち明けた上で、広川に捜査への協力を求める。2人は律子のセミナーに向かうが……。そのころ、クラスでいじめられていたみすず(森七菜)を助けた栞は新たなターゲットにされようとしていた。
新しい総長のもと、理事のひとりになんと石田が任命された。橋本からの示唆を受け大学周辺の土地の成り立ちを調べ始めた広川は、煌臨会といこいタウン、そして大学までもが1つの線で結ばれていたことに気付き、鍵を握ると思われる石田と対決するが……。姿を消した麗は講師を辞め、過去の自分を清算するため母のもとへ向かう。煌臨会では、菜々美が汚れた仕事をさせられるようになっていた。
煌臨会のトップが仏上だと知り驚く広川。何故、仏上は煌臨会を作ったのか。この一連の事件にはどんな目的があったのか。広川は警察の目をかいくぐり仏上のもとへ向かう……。財団法人設立が認められついに表舞台へと姿を現わし始めた煌臨会。強制捜査を願い出る橋本、逃亡を図る菜々美、母の死を乗り越えクラスの平穏を取り戻そうとする栞、ある告発を決意する麗。人間たちの危険な欲望の闇を最後に操るのは?!