目の前で行われた殺人に、言葉も出ない堺。自分は他人の命を奪った人間に報いを受けさせたまでであり、その活動を広める為に堺を呼び寄せたと、光見は語る。恐怖に駆られながらも、堺は光見の日常を撮影することに。光見は一見ピアノ講師として慕われる好青年でありながら、その正体は、殺人に関与した人間に手を下す連続殺人犯だった。一方、堺は自身の作品「遺された傷」でかつて取材した犯罪被害者の遺族、佐藤楓のもとを訪れる。