結婚1年目の専業主婦・名取景子(吉谷彩子)は、エリート銀行員の夫・信一(瀬戸利樹)と、誰もがうらやむ幸せな結婚生活を送っていた。真面目で優しい夫と、何でも相談に乗ってくれる親友、いつも深い愛情で包んでくれる父と母、そして何より――「お姉ちゃん、幸せになってね。いっぱい幸せに」――姉の幸せを誰よりも願ってくれる大切な妹・志保(浅川梨奈)。かけがえのない家族と友人に支えられ、景子の人生は順風満帆…の、はずだった…。 初めての結婚記念日だというのに、気にする様子もなく出勤して行く信一を見送りながら、「もしかして、記念日を忘れている…?」と不安を覚える景子。「結婚1年目が離婚の危機」と親友の由香(村瀬紗英)は言うけれど、まさか信一に限って…。人を疑うことを知らずに生きてきた景子は、動揺しつつも、得意のアップルパイを焼いて夫の帰りを待つが…。 その夜、信一が寝ているとスマホにメッセージが届いて…そこには『昨日は楽しかった』の文字が!相手はあろうことか、親友の由香…!信じていた友の裏切り!?しかしそれは、これから始まる壮絶なバトルの序章にすぎなかった!! 私の幸せは、あなたの不幸な姿を見ること…。嫉妬と欲望にまみれたマウントバトルが始まる!!
志保(浅川梨奈)の『姉の幸せを壊す計画』は、景子(吉谷彩子)の結婚式より前から始まっていた…。 なんでも志保に相談する景子の性格を利用して、新居の内装をすべて自分好みで揃える志保。 景子のウェディングドレスを選ぶのも志保。 はた目には、献身的な相談相手になって姉の幸せをサポートする妹には見えるが… それは、志保が景子を不幸のどん底に叩き落すためだった…。
幸せな結婚生活を送っていた専業主婦・名取景子(吉谷彩子)は、夫・信一(瀬戸利樹)のスマホを見てしまったことから、親友・由香(村瀬紗英)との浮気を疑い始める。…が、実は信一の浮気相手は由香ではなかった…。毎晩、信一と逢瀬を重ねていたのは、景子が「どんなときも絶対に私の味方でいてくれる」と全幅の信頼を寄せる妹・志保(浅川梨奈)だったのだ…! 「私の幸せは、お姉ちゃんの不幸な姿を見ること」――。子どもの頃から常に優等生だった景子を疎ましく思ってきた志保。完璧な姉の笑顔をぶっ壊してやりたい…ただそれだけで、今までも景子の大切なモノをことごとく奪ってきた。しかし、信一のことだけは本気だった…。それなのに景子との結婚を黙認したのは、景子を幸せの絶頂からたたき落とすため…! そうとは知らず、「私はいつも志保に助けられてばかり」と妹をすっかり信じきっている景子は、志保がでっち上げた信一と由香の不倫を真に受け、無実の由香を問い詰める…。そして志保の思惑通り、景子は大切な親友を失ってしまう――! 大嫌いな姉の傷つく姿を見るために…幸せの絶頂からたたき落とす!常軌を逸した妹の毒牙が、景子に襲いかかる!!
志保(浅川梨奈)の姉を不幸にする悪魔的な計画はこの日から始まっていた。 その計画は、姉と親友を仲たがいさせて、不幸のどん底に突き落とすこと。 結婚式の数か月前、景子(吉谷彩子)は親友の由香(村瀬紗英)に結婚式の招待状を渡す。 景子が今、幸せなのは、二人が大学生の時、詐欺に遭おうとしていた景子を由香が助けてくれたことがきっかけだった。 由香に感謝を伝えていると、志保が遅れてやってきて…。
夫・信一(瀬戸利樹)の浮気を疑い始めた景子(吉谷彩子)は、まさかその浮気相手が妹の志保(浅川梨奈)だとは思いもせず、親友の由香(村瀬紗英)を問い詰めてケンカ別れしてしまう。大切な友達を失ったことに心を痛める景子の隣で、信一を寝取った張本人の志保がほくそ笑む…“お姉ちゃんには、いつだって私より不幸でいてもらわなきゃ”――。 姉の不幸な顔がもっと見たい…志保のゆがんだ感情がエスカレートしていく中、景子に思いがけない幸運が訪れる。信一との子を妊娠したのだ。喜びを抑えきれない景子は、真っ先に志保に報告。「実はね……赤ちゃんができたの」。おなかに手を当てて幸せをかみ締める景子。その姿に、志保は言葉を失う…。姉を幸せの絶頂からどん底に突き落とすつもりが、自分の方がどん底に落とされるなんて…。イラ立つ志保は信一をホテルに呼び出し、自分との愛を確かめようとするが、「もう終わりにしよう」…子どもができたことで心を入れ替えようとする信一から別れを告げられて――。 今が一番幸せ。ようやく心が満たされた景子だが…それもつかの間、姉の幸せをぶち壊そうとする妹の魔の手が、悲劇を引き起こす…!!
志保(浅川梨奈)と信一(瀬戸利樹)の不倫はどうやって始まったのか…? 志保は信一の相談にのり、景子(吉谷彩子)の誕生日プレゼント選びに付き合う。 帰り道、志保は信一への誘惑を開始する。 躓くフリをして、信一と密着。信一に志保を意識させる。 数日後、信一に志保から「助けてほしい」と電話がかかってきて…。
妊娠が分かって幸せの絶頂にいた景子(吉谷彩子)は、妹の志保(浅川梨奈)と一緒に訪れたデパートで、不運にも階段から転げ落ちてしまう。 「信一さん、ごめんなさい、赤ちゃん…」。病院に運ばれた景子は、駆け付けた信一(瀬戸利樹)に流産したことを告げる…。「景子が無事で良かった」と涙をこらえる信一と、「私のせいだ…」と泣き続ける志保。妹の涙に心を痛める景子は、「誰のせいでもないから…もう泣かないで」と志保を慰める。――そう、誰のせいでもない、あれは事故、私は悪くない…病室を出た志保の目から、涙がスッと消え…“勝手に不幸になってくれてありがとう、お姉ちゃん”――。 退院後、気丈に明るく振る舞う景子の元を、喧嘩別れをしていた由香(村瀬紗英)が訪ねて来る。信一から事情を聞き、居ても立ってもいられなくなったのだ。「景子、泣いていいんだよ」…悲しみに寄り添ってくれる親友の前で、景子はついに泣き崩れ…。そんな景子に、「私は断じて、信一と不倫してない」と誤解をはっきりと解く由香は、「だけど、ちょっと気になることがあって」――。 景子の疑惑の目が、ついに妹の志保へ!?そんな中、開き直った志保の暴走が始まる…!!
志保(浅川梨奈)は景子(吉谷彩子)の幸せを把握したかった。 でもどうやって…。 景子は結婚式も終わり、信一(瀬戸利樹)との幸せな新婚生活を過ごしている。 志保は自分の知らないところで、幸せそうに過ごす景子を見て、SNSで幸せを発信することを促し…。
「お姉ちゃん、私ね……信一さんと愛し合ってるの」――。 妹・志保(浅川梨奈)の衝撃の告白を受け、何も知らなかった景子(吉谷彩子)は愕然とする。「志保、ウソでしょ……?」。一気に奈落の底に突き落とされる景子。その涙を見ながら勝ち誇ったように笑みをたたえる志保は、心の中で叫ぶ……その顔が見たかったの……もっと絶望しろ……もっと泣きわめけ……もっと不幸になれ!! 「景子、違うんだ、聞いてくれ」。信一(瀬戸利樹)の必死の弁解も、景子の耳には届かない……。失意の景子は実家に帰り、一人静かに悲しみに暮れる。信一が何度訪ねて来ても、顔も合わせることなく追い返す景子。許す気なんてさらさらない。だからといって、離婚を受け入れる覚悟も、切り出す勇気もない。私には何もできない……そんな景子に親友の由香(村瀬紗英)は「信一は景子と真剣に向き合おうとしている」と伝える。「黙ってちゃ、我慢してちゃダメ。思ってること全部、ぶつけてやるの」。そんな由香の言葉に背中を押された景子は、もう一度幸せをつかむために、意を決して信一と向き合おうとするが――。覚悟を決めた景子に、志保のさらなる毒牙が襲い掛かる!!
景子(吉谷彩子)と夫・信一(瀬戸利樹)は結婚の挨拶をすべく、景子の実家に訪れていた。 父・剛(神保悟志)と母・紀子(山下容莉枝)に挨拶を済ませ、紀子特製のアップルパイを4人食べる。 景子たちが帰るとき、ちょうど帰ってきた志保と鉢合わせ…。
「おなかの中に赤ちゃんがいるの、信一さんとの子ども」――。 景子の実家、両親が揃っている場で妹・志保(浅川梨奈)の口から放たれた驚愕の事実……!言葉を失う景子(吉谷彩子)の横で、父・剛(神保悟志)は怒りに震えて信一(瀬戸利樹)を殴りつける。「よくも、うちの娘たちを……」。何度も信一を殴る剛、止めに入る志保、涙する母・紀子(山下容莉枝)……。大切な家族が壊れていく様を黙って見つめる景子は、ついに決断し、信一に向かって言い放つ、「あなたと、離婚します」――。 1カ月後、景子は信一と別れ、心機一転、小さなアパートで1人暮らしを始める。全てを許せる日が来るかは分からないが、冷静に考えてみれば、志保の信一を思う気持ちに気付いてあげられなかった自分にも非があったかもしれない……そんなことを考えてしまうお人よしな景子に、新たな出会いが訪れて――。 気持ちも新たに再出発を図ろうとする景子。しかしその行く手に再び志保が立ちはだかり、景子はついに、志保の裏の顔を知ってしまう!いつもそばで支えてくれたかわいい妹の笑顔は、全て、私を不幸にするための偽りの笑みだった…妹の本性を知った姉がついに反撃の狼煙をあげる!!
離婚した景子(吉谷彩子)が心機一転、小さなアパートで新生活を始める中、妹・志保(浅川梨奈)と元夫・信一(瀬戸利樹)の結婚披露宴が開かれる。景子だけでなく両親すら出席しない披露宴だが、おなかの子と共に幸せをかみ締める志保。“姉は今頃、あのカビ臭い部屋で貧乏くさいごはんを食べているに違いない”――高砂で勝ち誇ったように笑みをたたえていたその時、突然、会場の照明が落ち、司会者の声が響く――「ここで、サプライズゲストの登場です」。何も聞かされていない志保と信一は、顔を見合わせて首をかしげる。一体、誰……?2人の視線の先、入場口の扉がゆっくりと開くと、そこに立っていたのは、真っ赤なドレスに身を包み、見違えるほど美しくメイクアップした景子だった! 「お姉ちゃん!!」――唖然とする志保、息をのむ信一、ザワつく招待客。集まる視線の中で、景子は穏やかにほほ笑みながら、「お二人とも、ご結婚おめでとうございます」。妹と元夫の結婚を笑顔で祝福する景子に、客席から温かい拍手と歓声が送られる……が、景子の目的は、お祝いなどではなかった!ついに訪れた逆襲の時……景子が志保を幸せの絶頂からたたき落とす!!
景子(吉谷彩子)にぶち壊された結婚式から1年…妹・志保(浅川梨奈)と信一(瀬戸利樹)の結婚生活は早くも破綻していた。出産してから毎晩のように夜泣きに悩まされている志保は、家事にも育児にもすっかり嫌気が差し、家の中は散らかり放題。赤ちゃんがいるせいで美容院にも通えず、信一からは「景子なら完璧にやってたのに」とタメ息をつかれ、全然幸せじゃない……。イラ立つ志保は、景子への逆恨みを募らせる――全部お姉ちゃんのせいだ――。 一方の景子は、新しい恋人・片岡春希(三浦貴大)からプロポーズされたものの、手放しで喜べない。幸せになったら、きっとまた志保が壊しにやって来るに違いない……不安を拭い切れない景子の前に、「久しぶり、お姉ちゃん」。ベビーカーを押した志保が偶然を装って現れる……! 志保との再会に動揺しつつも、ベビーカーの中の赤ちゃんを見た景子は「小さい頃の志保にそっくり」と、思わず笑みをこぼす。いろいろあったけど、そろそろ前へ進まないといけない!私も今度こそ幸せになる――そう決心した景子は、春希のプロポーズを受け入れるが……そのころ志保は景子の幸せを壊すあることを思い付いていた!ようやく掴みかけた幸せが、妹のワナで再び壊れていく!!
「僕はやってない。キミの妹が……」。景子(吉谷彩子)の婚約者・春希(三浦貴大)が電車内で痴漢をした疑いで捕まった。被害を訴えたのは、妹の志保(浅川梨奈)……。景子の幸せを壊すために痴漢をでっち上げたのだ。 知らせを受けて駅に駆け付けた景子は、志保から「ちゃんと認めて今ここで謝ってくれたら、警察沙汰にはしない」と謝罪を要求される。「謝れば……彼を解放してくれるのよね?」。景子はこれ以上ない屈辱に震えながらも、春希を救うため、志保に土下座をして謝罪する――「ごめんなさい」――。 「私のせいで、妹が、こんなこと……」。春希を巻き込んでしまったことに心を痛める景子は、解放された春希に別れを切り出す。「結婚の話はなかったことにしてください」。すると春希も「僕もこれ以上、キミたち姉妹とうまく関われる自信がない」と素直に別れを受け入れる。それを聞いていた志保はほくそ笑み、そして2人に追い打ちをかけるように、景子の土下座動画を拡散する。それにより景子と春希は会社を追われ、同棲も婚約も解消するが……。敗北を喫したかにみえた景子は、まだ“幸せ”を諦めてはいなかった!自分の幸せは自分でつかむ……姉の壮絶な復讐計画が動き出す!!
“待ってたわよ、志保”――。春希(三浦貴大)との婚約を解消してから3年、郊外のレストランで働く景子(吉谷彩子)の前に、妹・志保(浅川梨奈)が現れた。大企業・武藤グループの社長夫人となってセレブな暮らしをしている志保は、夫の経営するレストランで景子が働いていることを聞きつけ、邪魔しに来たのだ。「30過ぎてパートなの?かわいそう」と見下してくる志保に、「もう二度とこの店には来ないで」と言い放つ景子。しかし、この日が来るのをずっと待ち望んでいたのは、景子の方だった。景子は親友・由香(村瀬紗英)の手を借りて、志保への復讐を企てていたのだ……。 そうとは知らない志保は、景子を再び幸せの絶頂から突き落とすために、夫に頼んで景子を正社員に昇格させる。景子の考案したメニューが評判を呼び、レストランにはマスコミからの取材依頼が殺到。「お姉ちゃん、幸せそう」――してやったりの志保は、オーナー夫人の立場を利用して閉店後のレストランに押し掛け、景子の前で傍若無人な振る舞いを始めるが……。 執拗に追撃してくる志保の爪牙……待ち構える景子の運命は!?幸せになりたい姉VS幸せを壊そうとする妹!闘いはついに最終章へ!!