こどもの日が近づいたある日、スネ夫が自分のこいのぼりのじまんを始める。さらに、「屋根より高くないこいのぼりなんてこいのぼりとよんでいいものか…」などと続けるスネ夫。すると、それを聞いていた、近所の小さな男の子・てっちゃんが泣きながら走り去ってしまった。 家へと走っていったてっちゃんは、自分も屋根よりも高いこいのぼりがほしいと言い、ママをこまらせてしまう。その様子を見たのび太としずか、ジャイアンからじまんしたことをせめられたスネ夫は、自分の家にもどると、こいのぼりをおろし、思わずハサミで切ろうとして…。 通りかったドラえもんに止められるスネ夫。理由を知ったドラえもんは、自分にまかせてとスネ夫からこいのぼりを借りると、『雲製造(せいぞう)機』を取り出し、のび太の部屋の中を雲の池にしてしまう。そして、『こいのぼり操縦(そうじゅう)機』を使って、スネ夫のこいのぼりを、雲の池の中に泳がせる。 ドラえもんによると、この後、こいのぼりがタマゴを産むという。大きくなるまでは4、5日かかるが、柏餅(かしわもち)をたくさん食べさせれば早く育つと聞き、のび太はママが買ってきた柏餅を食べさせてみるが…!?