新しいマンガ本を買うため、本屋さんへと走っていたのび太は、配達中のジャイアンに、店の配達をすべておしつけられてしまう。たくさんの商品を前に途方(とほう)にくれるのび太…。そこへ、帰りのおそいのび太をさがしていたドラえもんがやってくる。 話を聞いたドラえもんは、『なんでもデリバリーバックパック』を取り出すと、のび太にそれを背(せ)負わせ、ダンボールに入っていた商品をすべてバックパックの中へ。中は四次元になっており、どれだけ入れても重くならず、ゆれてもこわれないのだという。 さらに、バックの中から専用(せんよう)の自転車とヘルメットを取り出すドラえもん。この自転車はひとこぎで10メートルも進み、目的地まで自動運転をしてくれるというすぐれもの。しかも、飲み物や食べ物を自動で口元まで運んでくれ、自転車に乗りながら食べたり飲んだりできるという。おまけに雨がふれば自動でカサもさしてくれ、のび太はぶじ配達を終える。 ところが、のび太がひみつ道具を使って配達したことに気づいたジャイアンが、あることを考えて…!?