病床に伏していたカツノ(草笛光子)はなじみの客が泊まりに来たと聞いて、病をおしてあいさつに行く。名実ともに女将(おかみ)になったと思っている環(宮本信子)はそんなカツノの行動がしゃくにさわる。横浜ではかぜで寝込んだ柾樹(内田朝陽)を夏美(比嘉愛未)が看病する。そのとき、夏美は熱に浮かされた柾樹の言葉から、彼が自分のことをまだ愛していると確信を持ち、柾樹が結婚をやめようと言いだした本当の理由を知る。