ある日、堂上総合病院に重度の肝硬変を患った10歳の少年・光太郎(澁谷武尊)が入院してくる。これまで大学病院などで治療を受けてきたがどこもお手上げで、このまま症状が進めば肝機能が低下し死に至る可能性はかなり高い。そこで相良(沢村一樹)は生体肝移植手術を提案するが、森山(高嶋政伸)たちから猛反対される。 もし手術をする場合、臓器を提供するドナーが重要になってくる。だが、光太郎の母・美佐(秋本祐希)は以前に肝炎を患っており、父・孝史(松尾諭)は実の父親ではなかった。「僕は君を元気な体にする」。光太郎にそう誓った相良。しかし、ドナー探しに院内の意志統一と、越えなければいけない問題は山積みだ。さらに相良にも最大の危機が訪れようとしていた……。