ある日、急性膵(すい)炎を発症した坂口(鶴見辰吾)が手術のために入院してくる。広告代理店で働く彼は妻と高校生の娘の3人家族。個室の病室には行きつけの料理店から花が所狭しと届いていたが、妻の貴子はどこか他人事のような表情だ。 坂口を担当する亜美(黒川智花)は担当医の佐々井(正名僕蔵)に、坂口の退院を急がず術後のケアを検討した方がよいと提案するが一蹴される。さらに彼女が佐々井に処方箋の間違いを指摘したところ「そんな指示をするわけがない!」と逆ギレされ、「ナースが口答えするな!」っと怒鳴られた上、責任を押しつけられてしまう。 たまらず看護師長の戸紀子(宮地雅子)がたまき(野際陽子)へ直談判するが、そんな彼女を鼻で笑う森山(高嶋政伸)。ナースとドクターの間に不穏な空気が流れつつある中、なぜか相良(沢村一樹)は佐知(比嘉愛未)を夕食に誘い、食事をしているところを翔子(滝沢沙織)に目撃されてしまう。翌日、森山からキツい嫌味を言われる相良。相良が佐知を誘った理由は……?