総合電機メーカー「ハシバエレクトロニクス」の子会社「ハシバ営業サービス」で働く一之瀬(斎藤工)はある日、本社への逆出向を命じられる。何のとりえもない自分がなぜ? 本社が製品を設計し、子会社がその製造を担当するハシバグループはいま、海外の新興企業にシェアを奪われ、経営難に苦しんでいる。アメリカから来た新社長の松木(石丸幹二)は一之瀬の秘めた可能性に目をつけ、グループの経営改善策を考えろと言う。一之瀬がベトナムで見出したある計画がハシバに激震を走らせて...。