皆川寛子(伊東美咲)は、『みながわ』復興のために貯めていた金を母・容子(萬田久子)のために使ってしまった。そのために、勇太郎(森山未來)との間に、深い溝が出来てしまう。勇太郎は、このままでは医者になることも嫌になってしまうと田村伸一教授(児玉清)に告げ、東京から出て行ってしまった。 寛子は、田村教授を訪ねて勇太郎の行方を聞くのだが、今は温かく見守ってほしいと言われてしまう。勇太郎がいなくなってしまったことですっかり元気をなくした寛子を心配する武田育夫(高嶋政伸)は、何とか元気づけようとするのだが、寛子はアパートに引きこもったまま。そんな寛子に、北村さおり(釈由美子)から電話が入る。元夫から逃れて病院と『ブルーベルベット』を辞めたさおりは、息子の太一(小室優太)のことなどで礼を述べ『みながわ』復活の日を待っていると寛子に告げた。だが、勇太郎や容子の行方が分からない寛子には、さおりの言葉も虚しく響くだけだった。 寛子が無断欠勤し、さおりも辞めてしまった『ブルーベルベット』は、まるで灯が消えたようだった。そして、さおりがいなくなったことで中村拓未(平岡祐太)もすっかり意気消沈していた。 その頃、勇太郎は地方のある病院で働いていた。勇太郎の働く病院を知る田村愛(榮倉奈々)は勇太郎に電話し、アメリカに留学をすることを決めたこと、そして寛子が寂しがっていることを告げるが、勇太郎は関係ないと答える。 『ブルーベルベット』のメンバーや斑目潤(佐藤二朗)、田中(荒川良々)、市橋(おかやまはじめ)はみんなで寛子のアパートへ。