外科医・紙子良(藤木直人)は、経営破綻の危機を立て直すべく城斉市民病院に赴任する。病院再建の実績があり経営のスペシャリストとして呼ばれたものの、思いがけず院長代理も務めることに。早速、医師・西見和之(平岡祐太)をはじめとする古参スタッフに改革案を説明するが、専門家でもない新参者への視線は冷ややか。反論が相次ぎ紛糾してしまう。 そんな折、病院近くのショッピングモールで銃乱射事件が発生し複数の客が負傷。救急出動の要請が入り、紙子は看護師・石川咲良(早見あかり)らと急行する。騒然とした現場には、偶然居合わせた城斉署のベテラン刑事・弓削文平(寺島進)と交番勤務の警察官・牧野真二(前田拳太郎)が、自殺を図った犯人・山木健一(吉村界人)と被害者である瀕死の少年・柴田修吾の延命措置を行っていた。紙子はとっさの判断で山木の搬送を優先する。結果、犯人は一命を取り留め、修吾は死亡。紙子は修吾の父・柴田邦行(和田聰宏)や周囲から批判を受ける事態に…。 警察の上層部はただの無差別銃乱射事件として処理を進めるが、それに反発して捜査を続ける弓削。すると事件の裏に隠された悲しい真実が明らかに――。