夜、病室でひとりむせび泣く城ノ内真理亜(菅野美穂)。恵里(国仲涼子)が真理亜になぜ本名を名乗らないのかと聞くと、真理亜は親が付けた名前が嫌いな人もいる、と複雑な表情で返答する。勤務を終えた恵里が一風館に帰ってくると、ひとりの男が玄関からのぞき込んでいた。それは島田大心(北村和夫)の息子・島田大介(田中健三)だった。島田に好意を抱く、管理人・桐野みづえ(丹阿弥谷津子)の不安が募る。