長女が誕生し、蝶子(古村比呂)と要(世良公則)は、アパートから一軒家に引っ越した。ところがお隣は大工の中山音吉(片岡鶴太郎)・はる(曽川留三子)夫妻が暮らしており、鳴り響くトンカチの音が要のバイオリン練習の邪魔をする。怒り心頭の要は、お隣に駆け込み、大工仕事で音を出すなと文句をいうが、音吉も黙っておらず言い争いとなる。蝶子は要に、そんなに静かな環境が良いのなら、一緒に滝川に帰ろうと提案するが…