入門から3か月、喜代美の初高座が決まりました。演じる題目は「ちりとてちん」。一方、小浜では父・正典の箸(はし)が大阪の大手デパートに卸されることになり、母・糸子たちも喜びいっぱいです。高座の前日、夜中まで必死にけいこに励む喜代美に、兄弟子の草々は「初高座は大きい声で元気にやるのが仕事」と話します。初高座の朝、喜代美は同級生の清海から祝いの花が贈られていることに気づきます。