草若の家を出た草々は、草原の家に身を寄せていました。草々は落語の「崇徳院(すとくいん)」を教わろうしますが、草原は「自分に落語を思い出させないでくれ」と、けいこを断ります。一方、草々の身を心配する喜代美に、居酒屋の熊五郎や周囲の人たちは「このまま探さない方が草々のためだ」と言い、草若も草々を心配する様子はありません。ある日、喜代美はハンドミキサーの修理のため、草原の店に向かいます。