喜代美は草々のため、ちりぢりになった草若の元の弟子たちを集めて落語会を開く決心をします。手始めに草若の息子でもある小草若に頼みますが、話の途中で草々と小草若がけんかを始めてしまいます。「余計なことをするな!」と言う草々に、喜代美は祖父の塗箸(ぬりばし)を継いだ父・正典の話をし、伝統を受け継いでいくことの大切さを訴えます。そして二人は、元・一番弟子の草原の元へ向かいます。