喜代美の前に現れたのは、必死に娘を探す母・糸子でした。相変わらず、なんの展望もない喜代美を見て、糸子は喜代美を小浜に連れて帰ろうとします。そこで母親を傷つける言葉を投げつけてしまった喜代美の前に、見るからに貧相な男が現れます。男は借金取りがよこした大阪一の取り立て屋、通称「あわれの田中」でした。田中のあまりの哀れさに、なすすべもない一同ですが、喜代美は思わぬ反撃にでます。