平成17年、91歳の糸子(夏木マリ)は店の2階を改装し、皆が集まるサロンにする計画をたてる。新聞取材では91人のボーイフレンドについて話し、自分ではなく相手のためを思ってすることの喜びを語る。自分のブランドで紳士服を始めるなど、糸子はまだまだ意気軒こう。改装のため2階を取り壊す前日、広々とした畳に寝転がり今までに思いをはせる。当日、孝枝(竹内都子)は感傷的になるが、糸子は今を生きるのだと言い切る。