金志郎(玉木宏)と実里(瀧本美織)は、理香(知花くらら)のヨガ教室で、クレーマー主婦4人のグループに遭遇する。体験入会で初めて教室にやってきたグループのひとり、朋世(黒谷友香)が、無理なポーズをさせられたせいで体を痛めた、と言い出したのだ。だが、金志郎が、医者に診てもらってはどうかと提案すると、グループのリーダー格・園子(楠見薫)は、捨て台詞を残し、皆を引き連れて去って行く。
あくる日、今度は北町署に園子たちが現れる。同じ社宅に住んでいるという園子らは、ポストにゴミを入れられるなどの悪質な嫌がらせに遭い、被害届を出しにきたのだという。そこにやってきた南(高嶋政宏)は、園子たちと一緒にいる朋世の姿に驚く。実は南は、20年ほど前に起きたある事件で、朋世と知り合っていたのだ。被害届を受理した南は、社宅周辺の警備を強化することを約束し、朋世に名刺を手渡す。
金志郎は、南の反対を押し切って、園子たちの一件を捜査する。しかし実里は、社宅内で園子たち4人だけが被害者、という点から、自業自得ではないかと言い出す。実際、園子たちは、他の店でもクレームをつけてはお詫びの品等を受け取っていたのだ。それでも捜査を止めない金志郎は、駐車場から男が逃げていくのを見た、という朋世の証言に不審を抱く。と同時に、主婦グループ内で朋世が1番弱い立場に置かれていることを知り…。