苦手なことは人付き合い、自分のことが好きになれない女子高校生の池田ミト。クラスメートともうまくコミュニケーションがとれずもどかしい毎日。ある日隣人のお姉さん・チサトに出会ったことで知るファインダー越しの世界。ミトのカメラライフが始まる。平凡でモヤモヤしていた日常が輝き出す瞬間だった。
仲良くなった隣人のお姉さんチサト(手島実優)と撮影ドライブに出かけた池田ミト(田牧そら)。雄大な景色の中にたたずむミトをカメラに収めるチサト。そこに写る自分をほんの少し好きになったミトはカメラに興味をもってゆく。チサトに手ほどきを受けカメラを手にしたミトは自分が見たい物を切り取る世界にはまってゆく。ミトの日常が少しづつ変わろうとしていた。
ミト(田牧そら)のカメラ生活が始まった。ワクワクする気持ちを抑えきれず、学校の屋上でカメラを構えるミト。そんなミトに声を掛けてきた2人の女の子。彼女達の名はモア(村山優香)とリン子(中村守里)。 カメラ好きの2人と友達になったミトは、彼女達行きつけのカメラのヤマヤへ遊びに行く。 そこで出会った店主のナギ(根矢涼香)から思いがけなくチサト(手島実優)の話を聞く。カメラを通じてミトの世界がまた少し広がった。
カメラを通じてモア(村山優香)とリン子(中村守里)と友達になったミト(田牧そら)。2人から実はチサト(手島実優)が有名なカメラマンだと教えられ、特にリン子はチサトの大ファンであると公言する。チサトの活躍を知りこのままの関係を続けていいのか悩むミト。一方チサトも新しい試みとして、アイドル深山龍太郎(寺坂頼我)の撮影を依頼されるが人物を撮ることに悩んでいた。
夏休み!仲良くなった5人はみんなでキャンプに行く。一緒にバーベキューをしたり、互いを撮影したり楽しい時間を過ごす。どんどんみんなのことが大好きになっていくミト(田牧そら)。カメラとも少しずつ向き合おうと考え始める。そんなある日、ミトの家を1人の男性が訪ねてきた。
ある日、ミト(田牧そら)の父親・聡(斉藤陽一郎)が家に訪ねてくる。一緒にお土産のケーキを頬張るミトだが、何だか浮かない顔。一方、チサト(手島実優)はアイドル深山龍太郎(寺坂頼我)の撮影に挑んでいた。撮影は順調だがチサトもまた何か複雑な表情を滲ませるのであった。2人の胸の内に秘めた感情が、シャッター音と共に少しずつ流れ出してゆく。
カメラ友達のモア(村山優香)、リン子(中村守里)と共に今日もシャッターを切るミト(田牧そら)。3人でカメラに夢中になっていると、急に降り出した雨に打たれてしまう。雨に濡れ風邪をひいてしまったミト。熱が出て寝込んでいるミトの家にチサト(手島実優)がお見舞いに来てくれたのだが、何かを思い出したミトはチサトに「今日は帰ってくれませんか。」と言ってしまう。
風邪が治って元気になったミト(田牧そら)。ケーキを片手にチサト(手島実優)を訪れ、お見舞いが本当は嬉しかったことを告げる。チサトの優しい眼差しにようやく自分の中の思いに正直になるミトは、少しずつ自分の過去を語り始める。
チサト(手島実優)が写真家の新人賞を受賞し、その記念イベントにミト(田牧そら)たちは訪れる。大勢のファンにサインを書くチサトを少し遠い人に感じるミト。そんなミトに気付き見つめる人がいた。チサトの写真集を手がける編集長の恭子(山田キヌヲ)だ。ミトの姿を目にした恭子は動揺を隠せないでいた。
チサト(手島実優)の写真集発売が決まった。そのモデルを是非やって欲しいとミト(田牧そら)は頼まれる。一度は快諾したミトだが、チサトのカメラに写る恭子(山田キヌヲ)の姿を偶然見てしまい気持ちが揺らぎ始める。恭子からミトが娘であることを知らされるチサト。ミトの気持ちを考え写真集発売を諦めようとするチサトだが・・・。
恭子(山田キヌヲ)の勤める出版社にミト(田牧そら)が訪れる。近くの喫茶店に入った2人は、静かにお互いの思いを語り、気持ちを確かめ合った。母に会いに行ったミトは、もう親子の間にわだかまりが無いことをチサト(手島実優)に告げ自由に写真集を作って欲しいと笑顔で語るのだった。
本当に撮りたい大切な被写体がチサト(手島実優)だと気付いたミト(田牧そら)はチサトをモデルに撮影したいと申し出る。2人での撮影のため、ミトが選んだ場所は無人島の猿島。2人で島をめぐりながら撮影をする中で、改めてお互いが大切な存在だと気付く。夏が終わる頃とうとうチサトのファースト写真集が発売された。そこには強く優しいミトの笑顔があった!!