イタリアの食の都パルマで開かれる世界最大級のピッツァ選手権。かつてナポリで優勝した日本人職人が問題山積の「食のあり方」に向けるメッセージを込めた一枚で挑んだ。 イタリアの食の都パルマでは毎年春に世界最大級のピッツァ選手権が開かれる。ロシアのウクライナ侵攻による世界的な小麦不足などから、食のあり方に新たな目が向けられる今年、サステナビリティ(持続可能性)が大きなテーマとなっていた。そんな大会に、かつてナポリの世界大会で優勝したこともある日本人職人・岩澤正和さんが挑んだ。食の未来を見据えたメッセージを込めたピッツァの上ににのせられたのは、道ばたの野草だった。