ミャンマーで拘束された映像作家・久保田徹。彼が見たミャンマーとは何だったのか。獄中で書かれた手記、8年前から撮影された映像、帰国後の証言から探る。 「地獄だと思った」。獄中での様子をそう綴ったのは、ミャンマーで100日あまり拘束された映像作家・久保田徹。絶望的な気分を幾度となく味わいながら、自分に何ができるのか模索していた。解放から5か月。久保田は、タイのミャンマー国境の町に向かった。ある人に伝えなければならない思いがあった…。久保田が見たミャンマーとは何だったのか。独自に入手した手記、現地で撮影された膨大な映像、証言から探っていく。