米中がアジアで覇権を争う中、世界が注目した台湾総統選挙。与党・民進党の頼清徳氏が2人の野党候補を破って当選した。市民の選択の舞台裏を見つめ、台湾人の本音に迫る 1月13日に行われた台湾総統選挙では、中国との向き合い方が争点のひとつとなった。与党・民進党はアメリカなどとの連携を強めて、中国の圧力に対抗する姿勢を示す一方、最大野党の国民党は中国との関係改善を掲げて政権奪還を目指した。米中のはざまで、人々はどんな選択をするのか。初めて総統選を取材する中国出身の人気YouTuberや様々な立場の市民に密着。世界が注目した、台湾市民の選択の舞台裏を見つめた。