佐原夏輝(佐藤健)は銀座署の新人刑事。出勤初日に職場へ向かう途中、老女を狙ったひったくり現場に遭遇する。逃げた犯人の男ともみあいになる夏輝、とそこに突然現れた女性が男を華麗に投げ飛ばす。それは、偶然通りかかった新人刑事・前田瞳(忽那汐里)だった。 夏輝と瞳が配属された銀座署刑事課捜査第一係・鍵山班には、班長の鍵山謙介(高橋克実)以下、尾行の達人・稲木俊文(吹越満)、結婚願望の強い独身・古雅久志(田中哲司)、口臭がクサい富樫薫(皆川猿時)、刑事ドラマおたくであだ名付けの達人・鷹野浩次(KEIJI)、そして夏輝の実父・島尾明村(渡部篤郎)がいた。幼い頃に両親が離婚して以来、明村とは犬猿の仲だった夏輝は、父との再会に頭を抱える。が、鍵山は明村を夏輝の指導係に任命し、いきなり2人はバディを組む羽目に・・・。 殺人事件の容疑者の近隣住民への聞きこみ捜査へ向かう途中、明村は、自分とバディを組むのなら上質のジャケットを着るように、と夏輝に命令する。ほどなく容疑者の死体が自宅アパートで発見される。第一発見者である娘の事情聴取を行った夏輝は、思わず感情移入してしまい涙をこぼす。 そんなある日、銀行強盗が発生。たまたま行内のトイレにいた夏輝は、現場にいることを電話で報告する。明村はその場を動かず状況を報告するよう夏輝に指示した。が、子どもが犯人の標的にされそうになるのを目撃した夏輝は・・・。
佐原夏輝(佐藤健)のもとへ事件発生を知らせるメールが届く。が、慌てて現場に向かうと、それは古雅久志(田中哲司)と鷹野浩次(KEIJI)が合コンに夏輝を呼び出したメールだった。呆れつつも合コンに参加する夏輝。そこへ今度は誘拐事件が発生したとの連絡が入る。 誘拐されたのは、高級住宅地に住む今村洋一(デビット伊東)と優子(奥貫薫)夫妻の長男で10歳の和道(土師野隆之介)だった。島尾明村(渡部篤郎)が現場の指揮をとることになり、夏輝、前田瞳(忽那汐里)、稲木俊文(吹越満)、古雅らとともに今村家へと向かった。 明け方、誘拐犯から電話が入る。犯人は、身代金5000万円を要求すると同時に、家の窓を開けるように指示してきた。夏輝たちはとっさに物影に隠れるが、窓からカメラを搭載したラジコンヘリが室内まで入ってきて警察の存在がばれてしまう。犯人は交渉決裂を告げ、電話を切った。夏輝はラジコンの操作のために犯人が近くにいると判断し、家を飛び出した。急発進するワゴン車を発見した夏輝は銃を構えるが・・・。 泣き崩れる優子に、古雅たちは犯人から再度連絡があるはずだから身代金を用意しておくように話す。そんな中、洋一が会社に行くという。夏輝はそんな洋一を責めるが、明村に止められる。 数時間後、犯人はネット上に拘束した和道の映像を公開する。そこに覆面姿で現れた犯人は、24時間以内に1億円を用意するよう告げる。