お岩の祟りによって次第に追い詰められていく伊右衛門。 だが、お岩の妹であるお袖は未だにお岩の死を知らずにいた…。 そこへ偶然とめぐり会った宅悦によって事実を聞かされ、 伊右衛門への仇を胸に誓うのであった。 そのために、直助と本当の夫婦となるべく寝床をともにすることを決意したお袖だったが、 死んだはずのかつての許婚である与茂七が訪ねて来たのだった…。