東日本大震災の際に、北鉄の車両に閉じ込められてしまったユイ(橋本愛)は、念願の東京行きも叶わず、心に大きなダメージを負っていた。そんなユイを気遣いつつ、「海女カフェ」の復活と「潮騒のメモリーズ」の再結成の日を夢見るアキ(能年玲奈)。津波による被害を受けた北鉄は、復旧にかかる多額の費用のため廃線の危機を迎えていた。津波の影響は袖が浜にも及び、海中にはほとんどウニがいない状態であった。そんな中、足立功(平泉成)が北三陸市長選挙への立候補を表明、北鉄の存続を誓う。また、夏の掛け声で、瓦礫の撤去やウニの放流を急ピッチで行い、例年のように海女漁を行うことが目標に決まる。町は一丸となって復興の道を探り始める。