アイドルを目指していた春子(有村架純)は、太巻(古田新太)と共に抱えた秘密のため、デビューできないまま3年がたった。ついに東京を去るとき、上野駅に向かうために乗ったタクシーの運転手こそ、若き日の黒川正宗(森岡龍)だった…。正宗は、前にも春子と太巻を乗せたことがあり、その秘密も知っていたのだ。そんな両親のなれ初めを正宗(尾美としのり)から聞いたアキ(能年玲奈)は、新たな夢を抱く。
太巻(古田新太)と秘密を抱えてしまった春子(有村架純)は、デビューできないまま3年が経ち、東京を去ることになった。そのとき上野駅に向かうために乗ったタクシーの運転手こそ、若き日の黒川正宗(森岡龍)だった…。正宗は、以前も春子と太巻(古田新太)を乗せたことがあり、二人の重大な秘密についても知っていたのだ。アキ(能年玲奈)は、正宗(尾美としのり)から、そんな両親の馴れ初めを聞き、思いを新たにする。そんな折、マネージャーの水口(松田龍平)からGMTのデビューが決まったと伝えられる。着々と準備が進む中、メンバーの有馬めぐ(足立梨花)のある行動がきっかけで、またもやGMTの前に大きな壁が立ちふさがる。納得のいかないアキは、自分が天野春子の娘であるせいなのかと太巻に詰め寄る。その問いに、口を開いた太巻は…。居場所を失ったアキは、春子(小泉今日子)に「帰りたい」と電話をする。しかし春子は大反対。かつて、自分が夢破れて帰郷しようと母の夏(宮本信子)に電話をしたときの記憶がよみがえったのだ。当時の夏と今の自分を重ね合わせた春子は…。