家の前で倒れていた妻・梓(蒼井優)を慌てて救急病院に連れて行く旭(妻夫木聡)。医師の診断によると前置胎盤による貧血だという。旭は、お腹の子が早産の超低出生体重児の可能性があると聞いて焦るが、普通に出産できるケースもあると聞いてひとまず安心する。 医者の言葉にすっかり安心して、早産についても前向きに考えるようになった旭に対し、そんな軽く考えるな、と激怒するひかり(満島ひかり)。旭がどれほど兄弟たちの「親代わり」となってきたか言い張るうちに、兄弟の間で「本当の親とはなにか」について、相変わらずの言い合いとなる。 転院した赤ん坊を引き連れ、改めて新城正臣(吉岡秀隆)のもとで診てもらいたいと訪ねてくる仲川志保(中村優子)。以前からひかりが作っていた赤ん坊のアルバムを見せると、「育てる自信がないんです。・・・産まなきゃよかった・・・」と思わず漏らす。 その頃、陽(柄本佑)と永原香澄(橋本愛)は初公演の成功を祝って劇団員たちと飲んでいた。そこへやってきた旦(野村周平)は、香澄を呼ぶと、勇気を振り絞って「つきあってほしい」と告白する。そこへ陽がやってきて、香澄は・・・。