日本独自の文化として進化してきた“ラブホテル”を舞台とする、オムニバス形式のコメディドラマ。
【収録内容】ラブホテルで、芳明は麻友花を撮影し、彼女がトレイに入った隙にSNSに画像をアップするが…(「第一夜」)。洋子は部屋で恋人を待っていたが、突然見知らぬ半裸の男・太一が現れる(「第二夜」)。
【収録内容】交際を始めて間もない、明利と亜子が初めてラブホテルにやって来た(「第三夜」)。裕太は同窓会で再会した美和とラブホテルにいた。彼女はクラスで人気の女の子だったが…(「第四夜」)。
【収録内容】優希と雅也は3度目のデートで結ばれた。雅也はプロポーズの言葉を掛けようとするが…(「第五夜」)。日本一周旅行中のムラタとシュウイチは男同士でラブホテルにいた(「第六夜」)。
【収録内容】ラブホテルの一室に滞在する会社員・假屋崎は、パソコンで派遣型高級風俗店のホームページを見ていた(「第七夜」)。ラブホテルのオーナーがベテラン清掃員・敦子と肉体関係を結ぶ(「第八夜」)。
【収録内容】ラブホテルに入ってきた男と女は、両者共に家庭を持っていた(「第九夜」)。多忙を極めるテレビ番組のAD・なぎさは、会社の近くにあるラブホテルによく宿泊していた(「第十夜」)。
【狐と狸】ラブホテル専門のカメラマン・篤(坂東龍汰)と「八王子の狂犬」と呼ばれた元ヤン・葵(石川瑠華)。互いの素性を隠したままラブホテルを訪れた2人だが、ある出来事がきっかけでそれぞれの本音が明らかになる。/【運命の2人】ラブホテルの一室で目を覚ました桐人(岡山天音)は自分の手が鎖につながれていることに驚く。そして鎖の先には、桐人と同じく手かせを付けた謎の女性・ひまり(小野花梨)の姿があった。
【愛してれば、関係ない】売れない俳優の健二(三浦貴大)は、今や売れっ子女優となった恋人・風子(松本まりか)とラブホテルで密会した。風子を妬む健二は無理心中を果たそうと、彼女のグラスに劇薬を入れるが……。/【壁の落書き】ラブホテルの清掃を任された清掃員の満男(皆川猿時)とひよ子(桜田ひより)。あまりに偉そうな満男にひよ子はうんざりするが、一つの落書きが2人の関係に意外な変化をもたらすことに。
【落とせたら10万円】ある夜、小鳥遊(井之脇海)はユリカ(堀田真由)を誘ってラブホテルに入る。小鳥遊は友人たちとある賭け事をしていたが、実はそれを知っていたユリカは次第に裏の顔を見せ始める。/【2人合わせて5万円】ラブホテルに入ったアンナ(石井杏奈)と恋人のツヨシ(林田洋平)の前に現われたのは、ツヨシの婚約者を名乗るよう子(鈴木杏)だった。二股を掛けていたツヨシは開き直って2人に5万円を差し出す。
【子猫ちゃん】ラブホテルの一室で繰り広げられる、自意識過剰なイケメン(磯村勇斗)とミステリアスな毒舌女(三浦透子)の駆け引き。男が女を「子猫ちゃん」と呼んだことから始まった、不条理な会話劇の顛末とは…/【早春】初めて夜をともにする、はる夫(荒川良々)と明美(木竜麻生)。明美がラブホテルに来るのは初めてだと話すと、はる夫も自分の経験を告白する。その後も赤裸々な会話は続くが、やがて話題は思わぬ方向へ。
【再見、生活費】ラブホテルの一室で夫の治 (瀬戸康史)が戻るのを待っていた杏子(瀧内公美)のもとに、謎の女性リン(三村朱里)が駆け込んでくる。隣室で男に暴力を振るわれたと言うリンだが、そこに治が戻る。/【愛しき隣人】ある日、テツ(光石研)は学生時代からの先輩・ヤス(酒向芳)にラブホテルに呼び出される。心の傷を抱えたヤスから、ある告白をされたテツは、その決心を思いとどまらせようと必死になるが……。
【フロント9番】ラブホテルに初めて来たひろし(金子大地)とミサ(片山友希)。勝手が分からないひろしは、部屋の中に大事な自転車を持ち込む。それに気付いたフロントから注意を受けるが、ひろしはそれを相手にせず……。/【十八番】新作の稽古をラブホテルで行なうという落語家の晩乃輔(大鷹明良)。ホテルの外で待つように言われた弟子のどん輔(櫻井健人)は、師匠の新作を聴きたい一心で中年カップルのいる隣室を訪ねる。
【HAPPENING KILLER】殺し屋のk(伊能昌幸)はラブホテルの一室で標的・富澤(坂口涼太郎)の抹殺を遂行した。無事、任務完了と思いきや、そこに富澤が呼んだ風俗嬢の千佳(中村ゆりか)が現われる。/【思ってたのと違う】サークルの飲み会を抜け出した利久(前田旺志郎)と美玖(小野莉奈)は、その場のノリでラブホテルに入る。しかし、その後、美玖が放ったひと言がきっかけとなり、2人の論戦が始まる。
【記憶】事故で記憶をなくした聡子(岡田結実)は、義雄(加藤諒)に連れられてラブホテルに入る。義雄によると、2人はもともと恋人であり、事故が起きた夜を再現すれば記憶を呼び戻せると言うのだが…。/【やさしいホスト】ホストのレン(森崎ウィン)は、ラブホテルで客と会う約束をダブルブッキングしてしまう。太客の灯子(佐藤玲)と風変わりなミコ(髙石あかり)の板挟みになりながらピンチを切り抜けようとする。
【ダイバーシティ・ラブホテル】弁護士のショウタ(林遣都)とパラリーガルのトオル(板垣李光人)はカップル。2人はラブホテルの設備にLGBTへの配慮が足りないことに気付き、互いに議論を交わすが……。/【あああ、ラブホテル】ダブル不倫をしているモモコ(坂井真紀)とケンシロウ(岡田義徳)。その夜、あることがきっかけで、モモコの脳裏にこれまでのラブホテルでの記憶が次々とよみがえり、過去と現在が交錯していく。