江戸・徳川吉宗の治世。津門村(つとむら)で育った幸(永瀬ゆずな)は、父と兄を病で亡くし大坂天満の呉服商「五鈴屋(いすずや)」に奉公に上がる。番頭の治兵衛(舘ひろし)は夜になると丁稚たちに「商売往来」を教材に商いを教え込んでいた。好奇心の強い幸は聞き耳を立て、いつしか商いの虜となっていく。2年後、店主の4代目徳兵衛(渡辺大)が、大店の娘・菊栄(朝倉あき)を嫁に迎えるのだが、徳兵衛にはある問題が…。