引っ越すことになった樋口(石橋貴明)と真琴(飯島直子)。作業中、手帳が落ちているのを発見した耕介(西村雅彦)は、それが樋口が過去の女の電話番号をメモしたものだと知り、二人の仲を引き裂く材料にしようと企む。真琴の目につくよう、手帳を置く耕介。だが真琴は気が付かず、結局耕介はそれを樋口に手渡すことに。 一人の夜を迎え、寂しくなった耕介は『楠』で店長(梅野泰靖)からコールガールのファイルを見せられる。その中に真琴そっくりの中国人女性・ナンシーを見つけた耕介は、夜11時にナンシーに来て貰うよう店長に手はずを頼む。 ナンシーを待ち準備していると、忘れ物をした樋口が現れた。焦ってなんとか樋口を追い返す耕介だが、入れ替わるように今度は真琴そっくりの女性が訪れた。ナンシーだと勘違いした耕介だが、その女性はなんと真琴で、新しい部屋にガスも水道も電気も来てないから1日だけ泊めて欲しいと言う。 動揺した耕介は外でナンシーを待つがナンシーは現れず、諦めた耕介が部屋に戻ると真琴は帰ると言う。留守電にナンシーからのメッセージが入ったのだ。苦しい言い訳で真琴を引き止めた耕介は、ナンシー宛てに手紙を書き、ドル紙幣を封筒に入れると、それをアパートの入り口のインターホン脇にテープで貼り付けた。ところが耕介が去るとすぐに、テープは剥がれ、封筒は床に落ちてしまい・・・。