真琴(飯島直子)が耕介(西村雅彦)の部屋に来て一週間。樋口(石橋貴明)との3人の関係はバランス良く保たれ、順調だった。その日の朝、真琴はやけに浮いた言葉を連発していた。聞けば、Eメールで知り合った『詩人』にいろいろ教わっているのだと言う。『詩人』の存在を不審がる樋口。一方、『詩人』に好意的な耕介。 実は『詩人』の正体は耕介だった。耕介は『詩人』を通して、真琴に示唆を与えたり、気持ちを伝えようと企んでいるのだった。 真琴が耕介のオフィスを尋ねて来た。その直前まで、足にマメが出来たという真琴のメールを読んでいた耕介は、ランチを食べながら、湿布薬を渡す。驚く真琴。 続いてお茶をする二人。仕事に出掛けた樋口が、実は勤め先の日本料理屋に来てはいないらしいとこぼす真琴に、結婚するなら家庭的な人がいいととりなす耕介。 真琴と別れた耕介はすぐに、絵をプレゼントする男と付き合えという文面のメールを書き、ギャラリーで絵を買って帰宅する。 すでに『詩人』のメールを読んでいた真琴は、耕介の贈り物にビックリ・・・だが包みを開けると、中はなんと、絵の入っていない額縁だった。耕介は拙い英語のせいで、額縁だけを買ってしまったのだ。 そこに帰宅した樋口が、真琴を撮ったポートレートをコラージュした手作りの絵を黙って真琴に渡したため、真琴は感激。耕介は呆然・・・。