監察官とは“警察の中の警察”という異名を持つ、警察内部のあらゆる不正を取り締まる者たちのこと。警視庁警務部長の千住遼子(田中美佐子)の指示のもと、身内を厳しく監察する音無一六(小日向文世)は、職務を忠実に全うするがゆえ、特に嫌われている監察官だ。現在はまったく見た目が似ていないタクシー運転手の弟・万丈二六(遠藤憲一)と同居している。 ある夜、玩具コレクターの射殺体が見つかり、その捜査本部に一六は「特別監査」として加わったのだが…。