『阿吽』で毎年秋から冬にかけて提供している定番メニューの「豚汁」。味見を頼まれた清美(桜田ひより)は率直においしいと感想を伝えるが、豚汁は一年前に亡くなった妻が担当していたこともあり、善次郎(渡部篤郎)は同じ味が再現できていないと考えていた。 そんな中、何の連絡もなしに清美の伯母・明美(原沙知絵)が『阿吽』にやって来る。アルバイトが忙しくなり、メッセージの返信が減った清美を心配し訪ねてきたのだ。子どもの頃のようにあれこれと世話を焼く明美を少し疎ましく思う清美は、つい感情が爆発してしまい…