桜舞い散る春の江戸。将軍が病に倒れ、徳川政権を揺るがす事態が発生。そんなことなどつゆ知らず、南町奉行所の同心で、実は江戸一番の豪商・三国屋徳右衛門の孫である八巻卯之吉(中村隼人)は近頃、寺社巡りにハマり、寺の境内にて自らに瓜二つの謎の男とすれ違う。一方、夜の江戸にて甲府勤番を名乗る謎の籠が襲われる。そこに卯之吉の先輩の南町同心・村田(池内博之)たちが遭遇する。