会社員・一ノ瀬美咲(松本妃代)には、かつて親友だった三島麻衣(松村沙友理)の怨霊に取り憑かれていた。麻衣は首をつって自殺したと思われていたが、自殺は真犯人である美咲の偽装工作で、自分は美咲に首を絞められ殺されたのだと、麻衣の怨霊は主張する。しかし、美咲は「自分は殺していない」と反論する。すると、麻衣の怨霊は「美咲が好きだった山本芳樹(近藤雄介)と私が付き合ったから、横取りしたと逆恨みしたに違いない」と、問い詰めた。しかし、美咲は「山本のことは全く好きではなかった」と否定。人間と怨霊の言い分はかけ離れ、平行線のまま。稲生知性(じろう)は診察を続けることを決め、助手の髙橋(中村鶴松)が調査をすることになった。調査を進めると、とある未解決の凶悪殺人事件に行き当たり…果たして、嘘を吐いているのは、人間か、怨霊か――。