母危篤の連絡を受け、婚約者のフリをして耕三(柳葉敏郎)の実家を訪れた朝子だったが、その母はぴんぴんしており、朝子は騙されたと思う。そんな朝子に耕三は、後で本当のことを話すつもりだと告白する。 月曜日、ハードな営業の仕事の合間を縫って謝罪に出向いた朝子は、耕三のスーパーで思いもよらないことを耳にする。耕三の母が亡くなったというのだ。 家に帰り、その話を千明(小林聡美)にする朝子。そこへ実(北村総一朗)が尋ねてきた。耕三のウソに付き合ってくれた礼を言いに来たというのだ。そこに耕三から朝子に電話が入った。電話を替わった実は、耕三に朝子のことを「確かに耕三の好みだね」と楽しげに語り、帰って行く。 ある日、ハードな仕事を重ねた朝子が部屋に帰ると、耕三が大量の土産を持って来ていた。耕三の帰り際、元気を出してと励ます朝子。 土曜日、朝子は千明に誘われ、耕三が住む実の部屋を訪れて、元気のない耕三を励まそうとするが、部屋のドアを開けるとそこには取り乱した理子(西田ひかる)と実の姿が。話を聞けば、今日、実のところへ実の昔の女が尋ねてくることになっているのだという。そこから5人は、昔の女に会うこと、さらには互いの恋愛観へと話を発展させていき・・・。