伏見奉行所に陣をしいた新選組だったが、近藤が狙撃されて重傷を負い、病の重くなった沖田とともに大坂城に退いた。隊の指揮をまかされた土方のところに原田がきて、京都に残した女が産気づいたから会いに行きたい、と頼みにくる。土方は市中偵察の名目で原田を行かせてやる。ついに戦が始まった。子供が生まれるのを見届けた原田は、砲煙弾雨の中、伏見に駆けもどってくるのだった。