七番隊をひきいる谷三十郎は、宝蔵院流の槍の名手だった。あるとき土方は、座興に谷と斎藤に模範試合をさせるが、決着がつかない。そんな二人の隊が大坂出張を命ぜられた。到着早々、七番隊が浪士に襲われて全滅し、口のうまい谷の主張が通って、斎藤が責任をとらされる。土方は斎藤の名誉回復のため、谷との試合の続きをさせるのだった。